悟りを得られる道
おはようございます。
休日はどこのお寺さんも法事があります。
今日も天気は快晴であります。
さて、今回は悟りについてですが
真言宗では悟りをどう捉えているのか?
の疑問がありこのような題になりました。
真言宗と言えば即身成仏と真っ先に言葉が
浮かびます。意味としてはこの身このままで
すぐに仏に成るというのですが。
この言葉の意味を理解するには難しい言葉かも
しれないですね。
弘法大師空海さまは即身成仏の定義を示しましたが
他にも書物を残されています。
その書物の中で十住心論があります。
正式名は秘密曼荼羅十住心論と言います。
その中には悪者や人や天界や菩薩や仏の悟りの
得られ方を示しています。
そこから考えてみれば悪の根本とは何かと言う事も
善とは何か?宗教はどうあるべきか?
密教とは?さまざまな観点から考察できるかと思います。
仏教を伝えて行く上で人が進むべき道は何通りもあります。
悪い事をしなければ生きて行く事が出来ない人もいれば
仏の道に芽生えた人もいます。それぞれの道を進む人は
何通りもあるのです。悟りの得られ方もそれぞれが違うもの
であり宗派は何通りもある。今こそ悟りの得られ方を考える
時ではないのか?
平成30年 5月27日 南無大師遍照金剛 合掌